【ご質問】
弁護士費用特約を利用するデメリットについて教えてください。
【ご回答】
デメリットは想定しがたいのですが、あえてあげるとすると、弁護士は結果を保障するものではないということです。
弁護士に依頼したものの、希望通りの結果が出ずに、ただ時間だけかかってしまうということもあり得ます。
なお、弁護士費用特約を利用するメリットの解説記事もご覧ください。
弁護士費用特約を利用すると、翌年以降の保険料が上がるか?
弁護士費用特約を利用するデメリットとして、一番頭に浮かびやすいのは、翌年以降の保険料が上がるのではないかという懸念です。
たとえば、交通事故を起こしてしまった場合に、自分が加入している保険会社に修理費を出してもらうというようなこともあるかと思われます。
この場合には、いわゆるノンフリート等級が上がってしまいますので、翌年以降の保険料も上がってしまうことになるのが一般的でしょう。
弁護士費用特約を利用すると、同じように、ノンフリート等級が上がってしまうのではないかという懸念もあるのではないかと思われます。
弁護士費用特約は、一般的に、ノーカウント事故として扱われますので、利用しても、翌年以降の保険料が上がるということはないでしょう。
利用しないことによって、むしろ、損する
弁護士費用特約をつけていると、特約の分、保険料も高くなっているでしょう。
このような性質上、利用しなければ、どんどん、保険料ばかり支払うことになってしまいます。
弁護士に依頼することにより、慰謝料等の示談金額を増額できる可能性がありますので、交通事故の被害にあったら、弁護士費用特約の利用をご検討されてはいかがでしょうか。