交通事故サポートよくある質問(Q&A)

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  4. 【むち打ち・腰椎捻挫】膝蓋腱反射テストは、後遺症を立証するにあたって重要な検査方法になりますか?

アウル東京法律事務所で、交通事故や事務所全般に関することでよくご質問(相談)を受ける内容とその回答です。

頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫【むち打ち・腰椎捻挫】膝蓋腱反射テストは、後遺症を立証するにあたって重要な検査方法になりますか?


【ご質問】


膝蓋腱反射テストは、後遺症を立証するにあたって重要な検査方法になりますか?


【ご回答】


膝蓋腱反射(しつがいけんはんしゃ)は、深部腱反射テストの一種です。

深部腱反射は、文字通り、反射を確認する検査方法ですので、客観性の高い(したがって重要性も高い)検査方法と考えられます。

とくに、MRIでL2、L3、L4に椎間板ヘルニア等の異常所見が確認される場合には、これと合わさって、後遺症の存在を立証する強力な証拠になり得ると考えられます。


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膝蓋腱反射とは

膝蓋腱反射とは、大腿四頭筋反射ともいい、膝頭の真下にある膝蓋腱をゴムのハンマー等でたたいて反応を見る検査方法です。

脚気の検査といえばわかりやすいでしょうか。

膝の皿の下にあるくぼみ部分をたたくと、通常は大腿四頭筋が収縮し、足が上がります。

これに対して、L2、L3、L4の神経根に異常がある場合には、この反応が消失したり、減弱することがあります。


膝蓋腱反射はどの部分の検査方法か

既に、上記で述べていますが、膝蓋腱反射はL2、L3、L4に対応しています。

そのため、MRI撮影をしたところ、腰椎の椎間板ヘルニアがこのような部位にみられた場合には、膝蓋腱反射テストも受けておいたほうが良いでしょう。


膝蓋腱反射テストは重要か

膝蓋腱反射テストの検査結果は、後遺障害の等級認定をする上で、重要な検査方法ではないかと考えられます。

なぜなら、反射をみる検査方法ですので、客観性が高いと考えられるからです(もっとも、検査部位に意識を集中させていると、腱反射が出現しにくくなるので、完全に客観的とまではいえませんが、意識を集中させないよう、ジェンドラシック手技を用いるなどして、意識を集中させないようにする方法も考えられます)。

そのため、MRIで異常が見つかった場合はもちろん、MRIで異常が見つからなくとも、大腿部に痛み・しびれ等が残存しており、神経根症状が疑われる場合にも、受けておいたほうが良いのではないでしょうか。


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