交通事故サポートよくある質問(Q&A)

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  4. 【むち打ち・頚椎捻挫】トレムナー(Tromner)反射とは、何ですか?

アウル東京法律事務所で、交通事故や事務所全般に関することでよくご質問(相談)を受ける内容とその回答です。

頚椎捻挫(むち打ち)・腰椎捻挫【むち打ち・頚椎捻挫】トレムナー(Tromner)反射とは、何ですか?


【ご質問】


トレムナー反射とは、何ですか?


【ご回答】


トレムナー反射とは、神経学的検査の手法の一つです。

病的反射と呼ばれるもので、せき髄などの中枢神経に障害がある場合には、異常な反射が見られます。

このほかの病的反射として、ホフマン反射ワルテンベルク徴候、バビンスキー反射等があげられます。


トレムナー反射の検査手法

トレムナー反射は、中指を伸ばした上で(手の甲側に90度くらい曲げさせる)、伸ばした中指の腹を下から上にはじくことで行います。

中枢神経に障害がある場合には、拇指(親指)が内側に曲がります。


トレムナー反射の問題点

トレムナー反射は、ホフマン反射と同様、健常者でも病的反射が認められることがあります(つまり、異常がなくても、起こることがある)。

そのため、トレムナー反射が陽性でも、絶対にせき髄障害や錐体路障害があるとはいえず、補助的な検査手法にとどまるといえるでしょう。


トレムナー反射は、むち打ちや頚椎捻挫で有効か

これも、ホフマン反射の場合と同様、有効とはいえないと考えられます。

なぜなら、むち打ちや頚椎捻挫で後遺障害の等級認定をねらうのは、末梢神経障害です。

これに対して、トレムナー反射は、中枢神経障害の確認方法だからです。

むしろ、トレムナー反射が陽性の場合には、せき髄障害等を疑うべきと言えます。


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